窒素肥料の作り方!効果と与えすぎの注意点

園芸をしていると、肥料にも関心が出てくるかと思います。

どんな栄養分を与えればよい植物が育つのか、くわしく知っておきたいですよね。

特に有機栽培に関心がある方向けに、窒素肥料や有機肥料の作り方について紹介します。

有機肥料の種類

さて、有機肥料にはどんな種類があるのでしょうか。

代表的なものに、油粕、骨粉、米ぬか、魚粉などがあります。

油粕はその名のとおり油のカスであり、菜種や大豆の搾りかすです。

骨粉はニワトリやブタの骨でできています。

米ぬかは昔から重宝されてきましたが、栄養分の豊富さゆえに害虫も集まってしまう諸刃の剣です。

魚粉もよく使われますが、イワシ・マグロの骨からできています。

窒素やリン酸が含まれています。他にも、草木を燃やした灰である草木灰という特殊肥料があります。

それから、バットグアノという肥料があり、園芸や農業に馴染がない方はあまり聞いたことがないかもしれませんが、コウモリの糞が原料です。

有機肥料は安価なものもありますが、効果が現れるまでには長い時間を必要とするため、初心者には扱いが難しいものでもあります。

窒素肥料の作り方

それでは比較的手に入りやすい油粕を使った肥料の作り方を紹介しましょう。

油粕は地中の微生物を活性化させて土の状態をよくし、植物の成長を助けます。

長期的に効果を期待するものなので、気長に育てられる方はぜひ挑戦してみてください。

油粕はガスが発生することが多いので、そのガスが植物に当たらないよう注意しましょう。

小松菜やホウレンソウ・スイカなどを作るのに向いていますよ。

油粕は液肥にして使うと一般の家庭でも使いやすいでしょう。

その油粕の液肥の作り方ですが、ペットボトルに水と油粕を入れて置いておくだけといった簡単なものです。

水:油粕は10:1くらいの割合で混ぜ、ペットボトルに入れて放置しましょう。発酵すると臭いがしてきます。

しかし、腐敗してくるとかなり臭いので換気しにくい部屋に置くのはよくないです。

ベランダに置く場合も隣家の迷惑にならないよう気をつけましょう。

虫が寄ってこないよう注意が必要です。できたものは水で薄めて使用します。

有機肥料はカビの原因にもなりやすいので湿度の高すぎるところや室内での使用は向きません。

与えすぎて枯らしてしまわないよう気をつけましょう。

窒素の効能

窒素は植物の成長に欠かせないものです。

リン酸、カリウムと並んで肥料に配合されている成分です。

窒素が葉を大きく育て、成長させます。

不足しても過剰になっても植物はうまく育たないため、与える量に注意が必要な要素です。

植物は空気中の窒素を自ら取り入れることはできないため、地中の肥料による摂取が大切になってきます。

植物の身体を構成するアミノ酸やたんぱく質を作る際に窒素は必要不可欠で、成長期に窒素の入った肥料を十分に与えられることがよい植物を作るための基本となります。

たくさん与えすぎると全体は大きくなるものの、病気に弱い軟弱な植物になってしまいます。

窒素の役割を理解し、他の栄養素とバランスよく与えるようにしてください。
 

有機肥料の使い方のコツ

有機肥料を使う際は、撒き方にもコツがあります。

米ぬかは精米所などで無料で手に入るものですが、撒き方を間違えると害虫の巣になってしまったり、かえって土をダメにすることもあります。

そのまま使うのではなく、発酵させて使用します。

有機肥料の代表である油粕も、発酵を経てよい土のもとになっていく肥料です。

有機肥料の特徴は、微生物の活動を促し、化成肥料と違ってゆっくりと土壌を育てていくところです。

即効性はなく、暖効性なので、肥料を撒いてすぐに植物を植えたりすることは失敗につながります。

また、蒸し暑い時期に発酵させようとするとコバエやゴキブリなどの害虫が大量に集まるので、そういう季節は避けて行いましょう。

有機肥料だけでなく化成肥料も混ぜてバランスをとるとよいですね。

そして、有機肥料はプランターや鉢植えでの使用には適さないので気を付けましょう。

畑での大規模な農業や野菜作りに向いており、花を育てるのには向いていないかもしれません。

窒素肥料を与えすぎるとどうなる?

効果も大きい窒素肥料ですが、与えすぎはもちろんよくありません。

窒素肥料を与え過ぎてしまうと、葉やツルの部分ばかり成長して実がならない、実が成長しないといったことが起こりやすくなります。

肥料は適量を守って計画的に与えましょう。

葉の色が濃くなりすぎたり、アブラムシなど害虫の姿が目立つ場合は窒素肥料の与えすぎを疑ってください。

放っておくと枯れてしまうこともあるので、注意しましょう。

まとめ

有機肥料が化成肥料に比べ扱いにくいものであることを紹介しました。

自分で作って家庭菜園で使うこともできますが、臭いが強く虫も寄ってくるので注意が必要です。

窒素が植物の成長に欠かせない要素であることも覚えておいて、おいしい野菜を育てましょう。