新生児はよく鼻づまりを起こします。大人に比べて鼻が小さく、ちょっとした刺激で鼻を詰まらせてしまうものです。お母さんは「風邪かな?」「花粉症かな?」「耳鼻科につれていくべき?」など不安になることもあるでしょう。新生児の鼻づまりはどのように対処をすべきなのでしょうか。
新生児の鼻づまりの原因
新生児の鼻づまりが多いのは、大人と変わらない量の鼻水を出しているのに鼻も小さく処理がしきれないことが原因だといわれています。新生児のうちは基本的に鼻で呼吸をしていることが多く、新生児の鼻はとても敏感で風邪をひいていなくても空気が汚れていること、乾燥が原因となり、鼻づまりを起こしてしまうことがあります。
他にも泣いた後で鼻涙管を涙が通り鼻腔を塞いでしまうことが原因となる場合も。
新生児の鼻づまりを防ぐ方法は、室内の環境を一度見直すことが大切です。
頻繁に鼻づまりを起こす場合、「部屋のホコリが多い」「乾燥している」可能性があります。
ホコリやハウスダストなど、目では見えないものが原因となっているとお母さんも気付け無い場合があります。特にペットがいる場合は要注意!定期的に換気をして掃除をしてあげることが大切です。また、お部屋の乾燥に関しても室内に洗濯物を干すのもいいですし、加湿器などがあれば用意してあげましょう。赤ちゃんに適温だといわれているのは20℃~22℃前後、湿度は50%前後になります。特に加湿の場合エアコンをつけていると急激に下がりますので湿度は十分注意をすることが大切です。
新生児の鼻づまりを解消させる方法
新生児が鼻づまりを起こし苦しそうにしていたら、吸い取ってあげることも大切。赤ちゃんが鼻づまりで特に苦しそうにしていない場合は、自然と取れる場合もありますので様子を見るようにしましょう。赤ちゃんの鼻水の吸い込み方は幾つか方法がありますが、簡単な方法をご紹介いたします。
お母さんが吸い上げる方法
お母さんが鼻づまりを解消させてあげる方法として、赤ちゃんの鼻をお母さんの口で覆います。吸わない方の鼻の穴を押さえ、片方ずつ吸ってあげます。両方だと赤ちゃんの耳に圧がかかってしまうこともあり負担がかかってしまいます。吸い上げた鼻水は必ず吐き出し、飲み込まないようにしてくださいね。赤ちゃんが風邪をひいていたりウイルスを持っている場合もありますので注意してくださいね。
綿棒やこよりを使う方法
赤ちゃんの鼻の入り口にくすぐるようにして動かし、くしゃみを解消させようというもの。
適度な刺激を与えることで赤ちゃんの鼻の通りが良くなるので鼻水の解消に繋がります。鼻水がカピカピに固まっている場合は蒸しタオルなどで鼻水を柔らかくしてあげると赤ちゃんの鼻の通りもよくなります。無理に刺激させてしまうと赤ちゃんの鼻が傷ついてしまうこともあるので注意が必要です。
電動鼻水吸引器を使う方法
耳鼻科などで用いる方法になり家庭用で簡単にできるものもあります。片方の鼻に吸引器をつけて吸い取るので赤ちゃんには余計な負担をかけずに鼻水を解消してあげることが出来ます。短時間で効果もあるので赤ちゃんの鼻づまり解消にはとても効果的です。最初は不快感を感じ嫌がる赤ちゃんもいますが徐々に慣れてきますので安心してくださいね。
新生児の鼻づまりを解消する簡単な方法です。
いずれも赤ちゃんは鼻づまりが起きているとどうしてもご機嫌が斜めになっていることもありますので、無理に行わないこと、赤ちゃんが我慢できたらいっぱい褒めてあげましょう。
赤ちゃんによって、鼻づまりが原因でよる寝ることが出来ない場合があります。
そんな時は頭の位置にあたる敷布団の下にタオルを丸めて差し込んであげましょう。
少しだけ上半身が起き上がることで鼻の通りがよくなり鼻づまりの解消に繋がることもあります。赤ちゃんによって角度には個人差があるので調整をしてあげながら赤ちゃんの鼻水を解消してあげましょうね。お部屋に加湿器を置くと解消される場合もありますのでいろいろ試してみてくださいね。また、加湿器は定期的なお手入れも大切です。水を含むものは雑菌が繁殖しやすいのでこういった点にも注意をして赤ちゃんの鼻づまりを解消してあげましょうね。
新生児の鼻づまりや鼻水はこういった点に注意
新生児の鼻水や鼻づまりの中でも注意しなければいけない場合があります。頻繁にあることだし少しすれば治るでしょと思い、そのままにしてしまうことは絶対にNG。赤ちゃんの鼻づまりが気になった時はまず、以下のポイントを押さえて確認してみてくださいね。
・鼻水に黄色などの色がついている
大人でも同じですが、鼻水が透明の液状のものではなく色がついていること固まっている時は、風邪の可能性があります。赤ちゃんのおでこを触ってみたら熱もあり、急遽病院へなんてことになりかねません。長期間続くと蓄膿症などになりかねませんので、いつも違う鼻水が出ている時は風邪を疑うようにしましょうね。鼻水の場合は専門の耳鼻科につれていくのがおすすめです。
・いびきが気になる
咽頭扁桃が腫れることで、免疫作用を高めようとする新生児特有の方法になります。腫れると鼻づまりがおき、いつものように鼻では呼吸をすることが出来なくなり、口呼吸をするように。口呼吸はいびきの原因となりますので様子を見てみていびきの音が過剰に大きい場合も注意が必要です。
いつもと違うなと感じるポイントがあれば、なるべく早く解決してあげることが重要です。
耳鼻科や小児科などの病院に連れて行くことも大切ですが、へたに病院に連れて行って他の病気をもらってしまうこともあるので様子を見ながら検討しましょう。ただし鼻づまりや鼻水が数日間続いている場合は注意が必要です。
赤ちゃんの鼻水や鼻づまりはとても心配になってしまうもの。苦しそうにしているし本当に大丈夫かな?などと考えてしまいます。お部屋の温度や湿度に注意して少しでも早く原因をはっきりさせて、出来るだけ早いうちに解消できるようにしたいものですよね。
赤ちゃんの鼻づまりを解消してあげること、赤ちゃんのお肌は敏感なので保湿などのお手入れも忘れずに。