もう花粉の季節はとっくに過ぎたはずなのに目がかゆくて困っている方、いませんか?
花粉といえば春頃のスギ花粉のイメージですが、実は他にも花粉症の原因ってあるんです。
9月に花粉症を引き起こす植物を紹介しましょう。
目のかゆみの原因
目がかゆいのって何が原因なのでしょうか。
まず考えられるのは結膜炎です。プールの中で目を開けたりしていませんか。
もしくは何かのウィルスに感染したことも考えられます。
子どもは特に、クラスの友達から移りやすいので、タオルはべつにするように気をつけましょう。
それから、何もなくかゆいという場合はアレルギーが疑われます。
これまで平気だったものでも、急にアレルギー反応が出ることはあります。
体質が変わることもありますし、環境の変化やストレスも引き金になります。
咳、くしゃみ、鼻水を伴うこともあり、風邪のように感じますが、目のかゆみが強いときはアレルギーの可能性が高いです。
かゆみはイライラや集中力欠如の原因になるので、放置しないで早めに対処しましょう。
9月に飛ぶ花粉
9月に花粉を飛ばす植物といえば、主にブタクサ、ヨモギ、イネ科の植物、カナムグラなどがありますね。
地域によって気温が違うので、飛ぶ時期は微妙に違っていることもあります。
ブタクサは秋の花粉症を引き起こすものとして、スギ花粉くらいにメジャーな存在となりつつありますよね。
月見にかかせないススキも、イネ科の植物でアレルギーを起こすので注意してください。
ブタクサの花粉はそれほど遠くには飛びませんが、近づくと気管支にまで入り込むのでマスクをして、雑草には近づかないようにしましょう。
花粉が飛んでいるときは窓を開けるのは控えて、服についた花粉をこまめにとりましょう。
目のかゆみ対策
目のかゆみ対策にできることも考えましょう。
かゆいからかくのは目を傷つけてしまうのでダメですよ。
まつ毛やメイクで目が傷つくと、炎症が起こることもあります。
できれば早めに眼科を受診して目薬をもらいましょう。
市販の目薬もいろいろありますが、症状に合っていないと治りません。
対処法としておすすめなのは、冷やすことと洗うことです。
冷やすとかゆみは少し落ち着くでしょう。
洗う際は、水道水でもいいですが、目を洗うための人工涙液を使うほうが目に優しいですね。
目のまわりを清潔にして、専用カップで洗うようにしましょう。
ひどいときは、外出時にゴーグルのような花粉よけ眼鏡を使うのもいいですね。
アレルギー検査
さて、アレルギーが気になってきた方は一度検査してみましょう。
アレルギーの原因・アレルゲンはいろいろありますが、よく症状が現れるのは次の二つですね。
ハウスダスト系と花粉系です。ハウスダストは、ヤケヒョウヒダニ・ゴキブリ・イヌ・ネコなどの虫や生き物の糞や毛で引き起こされます。
室内や布団に害虫がいると、知らない間にアレルゲンを吸い込んでしまうことになりますのでこまめに日光消毒や掃除をしましょう。
花粉系は、スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギの花粉でアレルギー症状が起こることで知られています。
一度なると毎年同じ時期にその植物の花粉に反応することになるので要注意です。
アレルギー検査は採血などで簡単に行えます。
アレルギー検査を受けるためには、何科に行けばいいのでしょうか。
大人は内科・耳鼻科で受けられます。
子どもは小児科で相談しましょう。
また、肌に症状があるときは皮膚科でも受けられます。
アレルギー専門のアレルギー科もありますよ。
咳やかゆみの症状が強く出て、受診した病院で勧められることもあるでしょう。
アレルギー検査にも種類があり、プリックテスト・パッチテスト・血液検査などがありますね。
プリックテストは15~40分ほどで簡単にできます。
細い肌で傷つけた肌にアレルゲンを触れさせて調べるものです。
食物や植物や動物のアレルギーが分かります。
パッチテストは、原因として考えられるものを皮膚に貼りつけて検査します。
結果が分かるまでに1日から2日かかります。
化粧品のアレルギーなどはこれで判明することが多いです。
採血だと一週間くらいで結果が分かりますが、花粉やハウスダストだけでなく、食べ物やカビのアレルギーも判明します。
アレルゲンは意外なものだったりするので、この機会に調べてみるといいですね。
費用は、血液検査(特異的IgE抗体検査):5000円くらいです。
パッチテストやプリックテストは一項目ごとに値段が設定されていたりしますが、5000円以内で収まるでしょう。
保険適用になるかどうかですが、症状があって治療するためであれば適用されます。
事前に確認しましょう。
まとめ
9月の目のかゆみは、花粉が原因であることが考えられると分かりましたね。
毎回同じシチュエーションでかゆみが起こるなら、アレルギー検査を受けてきちんと原因を特定するとよいでしょう。
かゆみにはかくという対処ではなく、洗う・冷やすが有効です。
もちろん、眼科を受診して、目薬をちゃんともらいましょう。
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