せっかく買った高価な服も、毛玉ができると台無しですね。
毛玉って、だらしないイメージもあるし、貧乏くさい雰囲気になってしまったりして、お気に入りの服にはぜったいできてほしくないもの。
今回は毛玉をとる方法や原因について紹介しましょう。
洋服に毛玉のできる原因
毛玉はいったいなぜできてしまうんでしょうか。
実は、摩擦が毛玉を作っていくのが原因なのだそうです。
最初は小さな毛羽立ちで始まり、それが集まって毛玉になります。
鞄を肩かけしていたりするとその部分が当たって毛玉が発生しやすくなります。
他にも、椅子と当たる部分や動くときに擦れる部分は要注意です。
洗濯によっても毛玉はできやすくなるのでよく着る服ほど傷みやすいのは当然ですね。
洋服の毛玉をとる方法
毛玉取りに、ガムテープを貼ってべりっとやってしまう人もいるかもしれませんが、あれでは余計に毛玉ができやすくなってしまいます。
そばにあるガムテープでついやりがちですが、服の寿命を縮めるので気をつけましょう。
カミソリを使う方法も、手軽ではありますが、気をつけないと服の生地が破れたり、傷ついてしまうこともあります。
毛玉取りブラシ・毛玉取り器は3000以内くらいで手にはいちますが、使いやすさや効果はまちまちなのでレビューを見て購入するとよいですね。
コツを掴んで上手に使いましょう。
力を入れすぎず、優しくケアするのがポイントです。力を入れすぎると生地自体が傷んでしまいますよ。
おすすめはテスコムの毛玉取り器。高評価でお値段も手ごろです。
風合いガード付きで安心ですね。Amazonでは5つ星評価が多く、たくさんの人が使って満足しているようです。
他にも、最適なのは小さいハサミを使う方法。
化粧用の眉カットなどで、一つひとつ丁寧に、目立つ毛玉を切り取っていきましょう。
生地を切ってしまわないよう注意してくださいね。
手で服を持つのではなく、平たい台に置いてやったほうがしやすいですよ。
少しずつしかできないので、根気がいる作業になりますね。
ラップの刃もカミソリのように使えるのですが、使い方によっては生地を傷つけます。
また、ラップの刃がすぐ用意できるかというと、空になったものができるまで待たないといけないので不便ですね。
おすすめのとり方は、スポンジの硬いほうで擦るやり方。
スポンジは安く購入できる上、使い方も優しく撫でるだけと非常に簡単です。
やりすぎると生地がよれるので、気になるときに適度にやりましょう。
洋服の毛玉をとるときにやってはいけないこと
一方、手で取ると生地が傷むのでよくないです。洋服は繊細にできているので、無理に引きちぎったりするのはやめましょう。
また、同じところを何度も擦ったりすると生地が薄くなったり伸びたりして見た目が悪くなります。
力を入れすぎたり、むしったりするのはダメですよ。
また、ニットやウール素材はクリーニング屋さんでやってもらったほうがきれいになるので、自宅で何度も洗濯したりするのは避けたほうがいいです。
また、サイズの小さい服を無理に着ていると摩擦が多くなって毛玉ができやすくなってしまいます。
毛玉のできやすい素材とできにくい素材
もともと毛玉のできやすい素材の服もあります。
レーヨンやアクリルやポリエステルなどの合成繊維、カシミヤやアンゴラなども毛玉ができやすいです。
ウールなども毛玉が多くつきますね。静電気が毛玉発生の原因になることもあるので、反対にシルクは毛玉ができにくいです。
また、合成繊維はできた毛玉が落ちにくいので余計に目立ってしまうことになるようです。
場所としては袖や脇、お尻の部分に毛玉ができやすいのでお手入れ時に確認しましょう。
洋服に毛玉を作らないための予防法
毛玉ができにくくするには、お手入れにひと手間かけるのが有効です。
洗うときは手洗いだと傷みにくいですし、ひっくり返して表を中にして洗濯すると表面が守られます。
あと、柔軟剤を投入すると毛玉ができにくくなりますよ。
「陽イオン系界面活性剤」が、静電気を抑えてくれるからです。
洗濯ネットに入れる際はきつめのものを使うようにすると摩擦防止になります。
それと、洗濯以外で心がけるといいのはブラッシングです。
洋服用のブラシを使い、丁寧にブラッシングして毛玉を防ぎましょう。
それから、同じ服を連続して着ずに、休ませる日を設けることが長持ちさせるための秘訣です。
脱いだ後もハンガーにかけたりして摩擦を防ぎましょう。
高価な服やだいじなものはクリーニング屋さんにおまかせするのもいいですね。
できてしまった毛玉も、クリーニング屋さんでとってもらえることがあるそうです。
値段設定はお店によって違うので訊いてみるといいでしょう。
まとめ
毛玉のできる原因や対処法、参考になったでしょうか。毛玉は摩擦ででき、絡まり合って増えていきます。
毛玉を防ぐにはきつめのネットに入れて洗う、柔軟剤を使うなどが有効です。
毛玉ができないよう、大切に洗って保管しましょう。