ケレン味とはどんな意味?由来と注意するべき使い方

ケレン味(けれんみ)という言葉はテレビや本、雑誌などで見聞きすることがある言葉です。

ですが、多くの人にはあまり馴染みがなく、その意味がわからないという人も多くいると思います。

この言葉の意味は「ごまかし」や「はったり」というものですが、一般に使われる言葉ではありません。

この理由は言葉のルーツに由来しています。

ケレン味の由来

現在使われるものの由来としては、歌舞伎における早変わりや宙乗りなどの奇抜さを狙った演出のことを指していたもので、演劇から来た専門用語です。

このため使用するのであれば、歌舞伎を含めた演劇や文学といったものである必要があり、これらから業界に通ずるテレビや出版業界などで使われています。

ただ歌舞伎で使われていた演劇用語が現在の意味に通じますが、それ以前に関しては義太夫節の用語で使われ「正統ではない」「邪道」といった意味を含む言葉として使われていたようですが、それがどのような経緯で使われるようになったのか不明で語源は未詳です。

なお、ひらがなで「けれんみ」や当て字「外連味」とも書かれます。

ケレン味の使い方

使い方の注意点は、ケレン味という言葉はその性質上用法は限定的なものです。

使われるところとしては日常の会話などに使われる言葉ではなく、あくまでも芸術や文学などの作品に対する批評や感想などで使われます。

また意味は「ごまかし」や「はったり」という意味ですが、これもあくまでも演出上のものを批評するといった状況である必要があります。

このため一般生活においては使われる言葉ではないので周囲に意味が通じないことも多く、言葉として使用しないのが無難です。

また、ケレン味の使い方はマイナスのイメージとプラスのイメージがあります。

マイナスのイメージは「ケレン味のない文章」や「ケレン味のないのない演出」などの言い回しで使われており、多くはケレン味のないといったことで使われます。

この場合の意味は、ごまかしやはったりがないということで、演出として面白みに欠けることを意味しています。

一方でプラスのイメージは「ケレン味あふれる」といったものがあり、巧みな演出を使っているという意味になり、作品を褒めることになります。

ただ文脈によって意味は変わってくるため注意が必要で、過剰な演出を批評する場合に使われることもあります。

いずれにしても使われるのはケレン味がないといった表現で、演劇や文学においてごまかしやはったりがない、面白みがない事を意味するものです。