金のなる木は縁起がよく丈夫な植物であることから、人気のある観葉植物です。
しかしながらそんな生命力の強い金のなる木でも時には葉が落ちたり、しわしわになったり、元気がなくなってしまうこともあるのです。
そこで今回はそんな金のなる木の状態変化の原因と対処法などについてまとめました。
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目次
金のなる木でよくある問題
葉がしわしわになってしまう
金のなる木を育てているとよくある問題として葉がしわしわになってしまったというものです。
これはまず一つめの理由としては水不足の問題が挙げられます。
金のなる木はとても乾燥に強い多肉植物なので、つい水やりの量が減ってしまうこともあるからです。
育てた人の話を具体的に聞くと黄色からやがて茶褐色に変わり、ほとんど葉が落ちてしまったそうです。
こうなるともう復活させるのは無理のようにも思えますが、本体の木が無事であれば水やりの問題を見直すことで、半年ぐらいで葉が再び蘇ってくるということです。
そして二つめのケースはこれと反対に水を与え過ぎていることが原因となっている場合です。
最悪の場合は根腐れを起こしていてそのせいで葉に養分がゆきわたらなくなっているのです。
この場合は新しい株を作る必要があるかもしれません。方法としては元気そうな枝を切り、鉢に簡単に挿しておきます。
金のなる木は生命力の強い植物ですので、こうすることで新しい株ができます。
このように水やりは金のなる木を生き生きとさせるために大変重要なものです。
そこで以下に季節ごとの水やりのポイントをまとめてみました。
春・秋→日当たりの良い場所に置く。土が乾いたら鉢の底から水が出るぐらいたっぷり水をあげていい
夏→夕方以降の暑さが落ち着いた頃に水をあげるのがよい。高温多湿の環境に注意しよう。
冬→休眠期。水の量や回数は少なめでOK。月1~2回ほど暖かい昼間に水をあげるとよい。また、土が乾いたと感じたら3~4日経ってからあげてもよい。
②葉が落ちる、弱ってしまう
金のなる木は上記したように葉が落ちるのにも様々な理由がありますが、もう一つの原因として日光不足があります。
真夏は日差しが強すぎるので避けますが、それ以外の季節は日当たりの良い場所に置き、乾燥した環境を保つことが葉を元気にする秘訣です。
また、金のなる木の弱ってしまう理由はいくつかありますが、その一つが寒さや霜によるものです。
これは大抵、冬場にうっかりベランダに金のなる木を出しっぱなしにしてしまったなどという場合に起こります。
金のなる木は元々、アフリカの多肉植物ですから、寒さには強くなく、冬は室内で育てるのが適しています。
耐えられるとされる気温は0℃ぐらいまでで、5℃を下回る時は中に入れた方がよいでしょう。
また、冬は霜が降りますが、これが金のなる木の葉などにつくと溶けてしまいます。
このようなうっかり外に出してしまって弱ってしまうということが多いので気をつけなければなりません。
もし忘れて葉などを傷ませてしまったら、部屋の中にまず入れてから傷んだ部分を切り取り、切り口を良く乾かします。
こうすることで金のなる木の本体が無事であれば、暖かくなってから再び芽が出てくることもあるのです。
カビの病気やカイガラムシによる被害
このように金のなる木が元気がなくなってしまったり、枯れそうになる要因は様々ですが、その中で最も気をつけたいのが、カビによる病気や植物の害虫であるカイガラムシによる被害です。
まず、かかりやすい病気の一つにうどんこ病というものがあります。
これは湿度が高い時期などに発生しやすいカビ菌による病気です。
見た目では、まるでうどんの粉をまいたような白い斑点が葉などに表われるのが特徴です。
うどんこ病は放置しておくと葉は枯れてしまい、菌も増殖して他の植物にも感染してしまいます。
対策としては重曹を溶かした水を散布してカビの増殖を抑え自然治癒させるなどがありますが、ひどいようなら殺菌剤や農薬を使用する必要もあります。
次に気をつけたいのが観葉植物などの害虫であるカイガラムシの被害です。
この虫は大きいもので1cm、通常は2~3mmという非常に小さな虫で、貝殻をかぶっているような見た目からそう呼ばれます。
この虫の被害については、カイガラムシが直接、木の汁を吸うことで金のなる木が枯れてしまうという他にも、その分泌物や排泄物により、葉などに5mmぐらいの白っぽい斑点が出る膏薬(コウヤク)病や、葉を黒くしてしまうことで光合成が妨げられ、木を枯らしてしまうすす病などが起こる被害があります。
枝に触ってもし白い粉がベタベタした感じがしたらコナカイガラムシなどの可能性がありますので、一つ一つピンセット、割りばしなどで取る、歯ブラシなどで擦り取るなどする必要がありますが、大量発生した場合は殺虫剤や農薬で駆除します。
また、マシン油乳剤という物も駆除に有効であるとされています。
金のなる木の葉が落ちてしまった体験談
実際に金のなる木を育てている方の体験談をご紹介します。
体験談①
金運がアップするかなと思って、金のなる木を育てているのですが、仕事で忙しくてあまり世話をしてあげられなかったせいもあって、葉が落ちてしまったときがあります。
金のなる木の葉が落ちるとなんだか金運が下がっていくような気がして、どうしたらいいのか対策を調べたら、日光不足だと葉が落ちやすくなるということが分かりました。
早速外に出して日光を浴びせるようにしたら、元気がなくなっていた金のなる木の葉っぱもみずみずしくなってきた気がします。
日光に当てるといいのだけど、外に出すときは気を付けないと寒さでやられてしまうこともあるようなので、忘れないでしっかりと夜は家の中に入れるようにします。
葉っぱが復活したみたいに金運がアップするといいなと思います。
体験談②
金のなる木は観葉植物だから世話もあまりしなくていいと思っていたのですが、ある日葉がたくさん落ちているのに気が付きました。
せっかくの幸運を呼ぶ金のなる木なのに葉が落ちると、運気も落ちる落ちそうな気分になるので、しっかりとお世話をしてあげることにしたのです。
葉が落ちるのを防ぐための対策は、日光に良くあててあげることと、水もあげ過ぎないことだとしって、毎日ベランダにだすようにしました。
水も毎日上げる必要がなくて、土が乾き過ぎない程度でいいので数日おきに軽くかけるように気を付けて育ててあげました。
無事に葉っぱもいっぱいついて元気な姿に戻ったので、金のなる木で運気がアップして幸運が訪れたらいいなと世話をしながら思っています。
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