赤ちゃんの成長はとても早いものです。やっと生まれてきてくれたと思ってもお母さんやお父さんは一息つく間もありません。
最初は1日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんですが日に日に成長を感じるようになります。
最初は泣いたり、笑顔になったり顔の表情、気が付いたら乳歯が生え、離乳食が食べられるようになり、お話が出来るようになり、どんどん成長していく我が子にひとときでも目を話すのはもったいないぐらい。
そんな成長の中で赤ちゃんが一人で出来るようになる最初の行動に「寝返り」があります。
赤ちゃんによっては頻繁に「寝返り」をする子もいれば、「寝返り」をほとんどしない赤ちゃんもいてどれが正解なのかお母さんも心配になってしまいますよね。
赤ちゃんにとって「寝返り」とはどんな役割をしているものなのでしょうか。
赤ちゃんが「寝返り」をするのは生後3~4ヶ月頃だと言われています。
個人差があるので早い子だと3ヶ月、遅めの子だと5ヶ月といったように時期は多少の前後があります。
生後6ヶ月頃に行う健診で「寝返り」についても質問されると思いますが心配する必要はありません。
赤ちゃんのなかには8ヶ月~9ヶ月前後で寝返りを始める赤ちゃんもいるほどだとか。
そもそも「寝返り」とは、赤ちゃん自身が仰向けの状態から横を向いてうつ伏せになることをいいます。
赤ちゃんは最初から「寝返り」ができるわけではなく、だんだんと成長するに連れて「寝返り」が自分でできるようになるのです。
「寝返り」の目的として赤ちゃんが成長するにつれて骨や筋肉などが成長し赤ちゃん自身で動けるようになること、そして生後3ヶ月頃から赤ちゃんは視力がはっきりとするので、周りのものに興味を持ち、触ろうとすることで「寝返り」が出来るようになるのです。
ようは「成長」「興味」「環境」などの要素が重なることで赤ちゃんは「寝返り」を自然と覚えるように。その為お母さんがふと気が付いたらうつ伏せになっていて、赤ちゃんが「寝返り」が出来るようになったことに気付くのが多いでしょう。
「寝返り」は赤ちゃんの成長を感じることが出来るとても可愛らしい行動の一つになるのですね。
そうなると、まだ「寝返り」が出来ていない赤ちゃんはどうしたら「寝返り」をうつようになるのかお母さんも気になるところです。
「寝返り」に関しては周りの赤ちゃんが出来ているからといってそこまで心配することはありません。
赤ちゃん自身が自力で覚えていきます。
赤ちゃんの成長にも「寝返り」が必ずしも必要なわけではありませんので、赤ちゃんのペースに合わせて「寝返り」をしたら褒めてあげるぐらいの気持ちで「寝返り」を待つようにしてくださいね。
赤ちゃんは身体が成長すれば自然と行うようになります。
なかには「寝返り」が嫌いな赤ちゃんもいるので、性格によっても個人差があるようです。
またなかなか「寝返り」をしないな…と心配していたら赤ちゃんの着ている洋服が厚いことが原因となっている場合も。
肌着の上にロンパースを着せること、重ね着をしていると赤ちゃんが身動き出来ない状態になっているかもしれません。
洋服が厚いかも!?と思い当たることがあれば薄手にしてみて様子を見るのもいいでしょう。
赤ちゃんの「寝返り」をうつ生後3ヶ月~5ヶ月が真冬に当たっている場合はその可能性があります。
ただし冬などの寒い時期は風邪の原因となりますので、赤ちゃんの体調や室温などを見て調整してあげるようにしましょうね。
赤ちゃんが「寝返り」を始めたら嬉しい気持ちの反面、気を付けなくてはならないことも。
「寝返り」ができるようになったばかりの赤ちゃんは自力でうつ伏せの状態から仰向けに戻ることが出来ません。
うつ伏せのままにしてしまうと窒息死の原因となってしまうこともあるので注意が必要なのです。
赤ちゃんの「寝返り」はいきなりできるようになるので「寝返り」したなと感じたら目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんのベッドにはクッションなどの柔らかいものをあまり置かないようにして、赤ちゃんの窒息死のリスクを少しでも減らす努力をしてあげましょう。
また、「寝返り」をはじめるようになると赤ちゃんの行動範囲は一気に広がります。
今までは仰向けでも機嫌よくニコニコしてくれていたのに、「寝返り」が出来るようになると目を離すのも一苦労に。
少しでもトイレなどで目を離す時は高いところにいると危ないので、必ず下に降ろしてあげて赤ちゃんが行動しても問題のないようにしてあげましょう。
赤ちゃんの「寝返り」の練習方法が知りたい!
どうしても心配なお母さんは赤ちゃんの「寝返り」の練習をしてもいいかもしれません。
ポイントは赤ちゃんが「寝返り」をやってみたいと思わせること。
その為には練習が楽しいと感じないと意味がなりません。
練習方法は、まず赤ちゃんと身体を転がす遊びをしてあげましょう。
はじめる時期は生後3ヶ月ぐらいからスタートするのがおすすめです。
身体の下に手をいれてあげてゆっくり時間をかけて揺らしてあげましょう。
少しやってみて赤ちゃんのご機嫌が悪くなってしまったら無理にやるのは絶対NG。
他にも背中の片方をさすってあげたら「寝返り」が出来たなどポイントがあるようです。
少し練習してあげてあとは赤ちゃんが成長するのを待ってあげましょう。
また赤ちゃんは「寝返り」のポイントを掴むことができれば、後は自分から「寝返り」を楽しみながらするようになります。
赤ちゃんはマイペースに成長していきますので一緒に遊びながら「寝返り」が出来るタイミングをまってあげましょう。
くれぐれもお母さんのせいではないので、余計な心配をしないようにしてくださいね。
赤ちゃんと遊びながらのんびりと成長を楽しんであげましょう。
我が子の「寝返り」ができた時お母さんは誰かに話したくなるぐらい嬉しくなるはず。
少しずつ成長していくのは赤ちゃんだけではありません。お母さんも一緒に成長していくことを忘れずに。