日本人の食卓にお米は欠かせませんよね。どの家庭でも必ずお米を置いていると思います。

夕食の準備で米びつを開けると、白一色のはずが、動く黒い点を見たことはありませんか?
全く警戒していないときに、虫を見るとゾワゾワしますよね。
せっかく保存していたお米を全部捨てたくなってしまいます。

今回はお米に虫がわいたらどう対処すればいいのかその方法を紹介します。

米に虫が湧いたときの対応

1.まずはザルでこす

お米を水で研ぐ前の乾いた状態でざるに入れます。
目の粗さはお米が落ちない程度です。
虫はお米よりも小さいので大体の虫を取り除けます。
また、虫の糞なども一緒に振り分けできるので一石二鳥です。

2.洗米のときには念入りに洗う

白いお米の中に黒い虫がはいっているのを見ると汚れてしまったような気になります。
ですが水でよく洗ってしまえば問題ありません。
たっぷりの水でいつもより多い回数洗いましょう。
虫に食べられたお米は水に入れるとぷかぷかと浮いてきます。
水に浮いたお米は取り除いておくとよいでしょう。

3.新聞紙に広げて天日干しにする

お米に湧く虫は光を嫌います。
保存しているお米を広げて日光に当てましょう。
新聞紙かブルーシートを広げてお米が重ならないように薄くのばします。
しばらく置いておけば生きている虫は逃げていきます。
ただし日光に当てすぎるとお米の水分が飛んでしまい割れる可能性があります。
1時間おきにチェックして虫がいなくなったら早めに保存容器に入れましょう。

4.虫が湧いてしまった容器はしっかりと洗う

食品を保管する容器は常に清潔にしておきたいですね。
お米を保存していた容器を水洗いしてよく乾かします。
卵が残っているとまた虫が出てきますよ。

虫が湧かないようにする対策

1.少量で少しずつ購入する

お米を買うときは少しでも安いほうがいいですよね。
5kgで買うよりも10kgで買ったほうが安いです。
ですが一人暮らしだったり小食だったりするといつまで経っても食べきれません。
時間が経つほど虫が湧いてくる可能性が高くなってきます。
自分の食べるペースに合わせて少量のお米を買うようにしましょう。
少量だと割高になって損してしまう感じがしますが
虫の湧いたお米を見たときのショックを考えると
こちらも一つの方法です。

2.冷蔵庫に保管する。

冷蔵庫は密閉されているので虫が入り込んでくる可能性は低くなります。
また温度が低いので万が一卵が入っていてもふ化しにくいです。
ただし、冷蔵庫から出し入れするときに温度差があるので
容器に水滴がついてしまいます。
虫は湿気のあるところを好むのでお米の出し入れはスムーズにやりましょう。

3.保存容器に唐辛子を入れる。

これはお手軽な方法です。
お米を保存する容器に唐辛子を入れると防虫対策になります。
唐辛子をそのまま入れてもいいのですが、皮がすれて破けてしまうと中の種が出てきます。
辛いご飯を食べることになるので、唐辛子はティーパックなどに入れておきましょう。

虫が湧いたのに食べても大丈夫?

問題なく食べることができます。
食べ物に虫がついてると気持ちが悪いですよね。
人体に影響のあるものはないので安心してください。

虫の種類

お米に湧く虫はどのような種類なのでしょうか。
主に2種類の虫です。

穀象虫(コクゾウムシ)

コクゾウムシはお米に直接卵を産み付けます。
お店で買った時点ですでに卵が入っている可能性があります。
お米の袋を開ける前に虫が湧いているのはこのパターンです。
ですが、最近では薬で対策が取られているのであまり心配はありません。

ノシメマダラメイガ

蛾の幼虫。
ノシメマダラメイガはお米の匂いに誘われてやってきます。
お店で買った後、自宅で保管しているときに侵入するパターンです。
きちんと密閉した容器でないと、袋に穴をあけて卵を産み付けるので保存には注意が必要です。
卵→幼虫→蛹→成虫とだんだんと成長していくので見つけたら早めに取り除きましょう。
蛹になるときに糸を出して米同士をくっつけてしまいます。
くっついているお米を見たらノシメマダラメイガがいないかよく探してみましょう。

まとめ

お米に虫が湧いていても取り除いてしまえば食べられます。

ただ見つけたときは嫌な思いをするので、虫が湧かないようにしっかりと保管しましょう。