赤ちゃんは私たち大人が思っているよりも早いスピードでどんどん成長していきます。

生後3ヶ月もすると視力がはっきりとしてくるので、まわりの見るものすべてに興味を示し触れたり、舐めてみたりしながら覚えていきます。

赤ちゃんと一緒に過ごしていると、早く言葉をしゃべられるようになるといいなと思いますよね。

かわいい我が子と一緒にお話が出来るようになるのはいつからなのでしょうか。

赤ちゃんは生後いつから言葉をおしゃべりするようになる?

赤ちゃんは意味を含んだ言葉を発するようになるのは生後9~10ヶ月頃だと言われています。

「まんま」や「ぶーぶ」といった赤ちゃんによく聞くフレーズをおしゃべりするようになります。

発音が未熟なので幼児が発音しやすい言葉や、物が発する擬音語、繰り返すような音を使って話すようになります。

それよりも前の生後1ヶ月~3ヶ月ぐらいの段階だと最初は言葉にならないような「クーイング」からスタートします。

次に「喃語」と呼ばれる「あー」「うー」といった言葉を発するのですが、意味は含まれていません。

生後6ヶ月前後になると「あーあー」といったような同じ言葉を2回繰り返して発音するようになります。

個人差があるので一概には言えませんが、1歳頃には「パパ」「ママ」などの単語を覚え、少しずつお話が出来るようになってきます。

赤ちゃんは言葉の成長は緩やかに進み、のんびりと成長していきます。

1歳半以降になると「ママ、どこ?」などの2つの言葉をつなげてお話が出来るように。

この頃になると一緒に過ごしているだけで新しい単語を覚えていく成長を感じることが出来るので赤ちゃんの発言一つ一つに一喜一憂する時期でもありますね。

また、自分の名前を認識できるようになるので呼びかけてあげると喜びます。

身振り手振りや意思伝達が出来るようになり、喃語は減ってきます。

遊びの幅が広がるので生活の中にはないものの言葉も理解できるようになります。

言葉の発達が早い子なら歌が好きになり真似して歌う赤ちゃんもいます。

呼びかけに対しても反応するので「バナナはどれ?」と聞くと「これ」と指をさすことも出来ます。

この時期にはだんだんと成長を感じる貴重な時間でもあります。

赤ちゃんが初めて話した言葉ランキングを見ると、

1位「まんま」2位「おっぱい」3位「いないいないばぁ」4位「まま」 引用:NTTコミュニケーション科学基礎研究所の調査

など赤ちゃんにとって重要な言葉ばかりです。言葉を発する前から聞いていて自然と覚えてしまうのでしょう。

赤ちゃんの言葉を早く覚えさせる方法はこれ!

赤ちゃんは個人差があります。

1歳前後になっても言葉をなかなか覚えることが出来ない子もいるので、3歳までは焦ることなく赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。

まわりの子供と比較すると心配になってしまうかもしれません。

徐々に成長が確認出来て身体も成長していれば、赤ちゃんは少しずつ成長しようとしている時期ですので、お母さんも一緒に見守ってあげることが大切です。

「うちのこ、遅いかも」と心配になった時は、お母さんが赤ちゃんとお話をしてあげる回数を増やしてあげましょう。

「おなかいっぱいになったね」「楽しいね」「遊ぼうか」などお話してあげることで赤ちゃんは少しずつ言葉を覚えていきます。

絵本などを読み聞かせるのもいいでしょう。

赤ちゃんが興味を持ってくれているのを確認し、一緒に絵本の内容を確認しながら言葉を覚えさせていくようにしましょうね。

赤ちゃんは耳に聞こえるお父さんやお母さんの会話からでも言葉を覚えていきます。

テレビなどはこの時期の赤ちゃんはほとんど理解することが出来ませんので、読み聞かせなどをして言葉を教えてあげましょう。

赤ちゃんとおしゃべりする時は「赤ちゃん言葉」で覚えさせる

赤ちゃんとお話をしてあげる時は、赤ちゃん言葉だと良くないとも言われていました。

ですが、実際に研究が行われた結果、赤ちゃん言葉で話したほうが通常の3倍もの言葉を覚えるようになることがわかっています。

その理由として喋りやすい赤ちゃん言葉で行為や物を認識することで、あとあとになって言葉に置き換えるほうが言葉の発達が早いことが理由としてあげられます。

「まま」「ぱぱ」「じいじ」「わんわん」「にゃんにゃん」「ぽっぽ」「ふがーが」など、さまざまな赤ちゃんが認識しやすい言葉でお話をすると、赤ちゃんの言葉の成長にもつながります。

普段使わない言葉なので、お父さんや母さんも赤ちゃんとお話するように覚えておきましょう。

だからといってお母さんとお父さんの通常の会話まで赤ちゃん言葉にする必要はありませんので、安心してくださいね。

赤ちゃんの言葉の遅れで注意したほうがいいこと?

赤ちゃんの言葉の遅れの中でも注意してほしいことがあります。

赤ちゃんの中には「難聴」や「聴力障害」などが原因となり遅れが影響している可能性があります。

なかなか言葉を覚えないな…?と思っていたら実はこういった病気が原因となっていることもあるのです。

特に「難聴」の場合、親が問いかけても赤ちゃんは反応しないので違和感があるはずです。

大人のように自分から「聞こえない」といってくれるわけではないので、少しの変化や異変でもお母さんが気付いてあげることが大切です。

「精神的」な疾患を抱えている場合「自閉症」などの可能性もありますので、気付いたらすぐに病院で診察を受けるようにしてくださいね。

早い処置が行われれば赤ちゃんの成長とともに改善される場合もあります。

乳児健診時や、小児科・耳鼻科などの専門医にかかるようにしてみましょう。

まとめ

赤ちゃんは成長しながら言葉を少しずつ覚えていきます。

最初は何を話しているのかわからなかった言葉でも、意味のある言葉や2つの単語をおしゃべりするようになると、一生懸命伝えようとしてきます。

言葉の発達が遅く心配な場合は、お母さんやお父さんは赤ちゃんとおしゃべりする機会を増やしながら、言葉の発し方や表現方法を伝えてあげましょう。

コツさえわかれば赤ちゃんは自ら学ぼうとするので言葉の種類もどんどん増えていきます。

赤ちゃんが言葉を覚えたらお祝いしてあげましょうね。