夏季休暇に海外旅行へ、と考えている方、多いですよね。

国内旅行と違ってパスポートが必要になるのですが、パスポートに有効期限があるの、覚えていますか?

タンスの中に入れたままのパスポート、この機会に有効期限を確認しておきましょう。

パスポートが期限切れになったときの更新方法

せっかく煩雑な手続きを経て取得したパスポートも、一度期限切れになってしまったら新規の申請が必要になるんですよね。

パスポートの有効期限は5年用(紺)、10年用(赤)と異なっていますが、自分のはどちらかも確認しておきましょう。

住民登録をしている地域のパスポートセンターに行きましょう。

期限の切れたパスポートを持っていくのを忘れないようにしましょう。

さらにだいじなのが、書類に本籍地を書く必要があるということ。

引っ越したりして本籍地を覚えていない人は、事前に調べておく必要があります。

それと、パスポートは当日中に発行されるわけではなく、申請してから受け取るまで6日~10日(土日祝・年末年始除く)かかるのです。

旅行に行くときは余裕を持って申請しましょう。

ただし、家族が海外で事件事故に巻き込まれたなど緊急の際は至急で発行される場合もあります。
 

パスポートが期限切れになったときの必要書類

 パスポートの期限切れの際に必要な書類を以下にまとめたのでチェックしてみてください。

・一般旅券発給申請書
・本人確認書類(運転免許証・写真付住基カード・マイナンバーなど)
・戸籍抄本or戸籍謄本(半年以内のものが有効)
・住民票の写し(半年以内のものが有効)
・パスポート用の証明写真(申請者本人、背景なし、帽子なしで撮影)センターでも撮影可能

できあがったパスポートを受け取りに行くときには、申請時に発行された受理票と手数料が必要になります

パスポートが期限切れになったときの料金

パスポートを更新する際の料金はいくらくらいかかるでしょうか。

20歳以上の10年旅券の場合、収入証紙2000円と収入印紙14000円で16000円必要です。

5年旅券は12歳以上の場合11000円(収入証紙2000円、収入印紙9000円)。0歳から11歳は6000円(収入証紙2000円、収入印紙4000円)かかります。
けっこうお金が必要ですね。前もって用意していきましょう。
特に家族旅行の際は、0歳の赤ちゃんからパスポートがいるので、期限切れの場合も含め、全員分再度申請する必要があります。
 

パスポートが期限切れだと問題がある?

期限切れでも、当分海外へ行く予定がないなら、パスポートもそのまま置いておけばいいのでは? と思ってしまいますよね。

実は、期限の切れたパスポートを所持し続けてはいけないのです。

なぜならパスポートは国民個人のものではなく「国の所有物」であり、期限切れのものは返還しないといけないのです。

パスポートを更新すると、古いほうには「VOID」と押印されたりパンチ穴を開けられたりして、以降の処分は任されます。が、古いものをそのまま捨てるのは悪用の恐れもあって危険です。

パスポートは犯罪に関わることもあるものなので、悪用されないよう、捨てるときはシュレッダーにかけましょう。

パスポートセンターでも処分してくれるので、持参してもいいですね。

「VOID」と押されたものを自分で記念に持っておいてもいいですが、期限切れでも厳重に保管しましょう。

パスポートが期限切れでも身分証明書として使える?<2h2>
ところでパスポートって身分証明書として使う機会も多いですよね。

写真もついていますし、一つで身分証明ができます。

しかし、そんな便利なパスポートも当然、期限切れのものは有効ではないのです。

身分証明書としては使えません。

仮に有効期限のパスポートが身分証明書として使えてしまったら、現住所や電話番号を申請時に報告する意味がなくなってしまいますよね。

保険証も退職したら使えなくなりますし、基本的に身分証明書は有効期限内しか使えないものなのです。

発行も更新も手間がかかるものですが、身分証明書にもなる重要なものなので、有効なパスポートを所持するようにしましょう。

まとめ

パスポートの期限切れを気にしたことがなかった方も、長期休暇を前に見直すことがあるでしょう。

大切なことをもう一度お伝えします。
 ・期限切れのパスポートは新規の申請が必要になる
 ・期限切れパスポートは、国に返還する義務がある
 ・期限切れパスポートは身分証明書としては使えない
 ・申請後、受取までに6~10日かかるので申請の際は余裕を持って

パスポートは、大切に管理し、出国してから帰国するまで肌身離さず身につけておきましょう。

紛失や盗難にあった際は、大使館に連絡して再発行してもらいましょう。