最初はお粥1さじだった赤ちゃんも、食べる量も回数も増えてきましたね。離乳食後期は3回食になり、いよいよ完成形に近づいていきます。
とはいえ、大人と全く同じものが食べられるのはまだまだ先。この時期に適したメニューがあります。
離乳食後期に使える食材とレシピをご紹介します。もう少しで離乳食も終わりですから、がんばって作ってくださいね!
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目次
離乳食後期の食材
後期になると使える食材が増えてきます。とはいえ、子どもためだけに食事の準備をするのは大変。なるべく食材を使い回して上手に手を抜くことが、ママも楽しみながら離乳食を進めるコツです。
栄養のバランスもあまり神経質にならないようにしましょう。炭水化物やたんぱく質、ビタミンなどバランスよく摂りたいですが、1日のうちに取れなくて大丈夫。
今日摂れなかった栄養素は明日にしよう!とおおらかに考えるようにしましょう。中期の頃と比べると、以下のような食材も摂れるようになります。
<主食となるもの>
・スパゲティ
<野菜>
・長ネギ
・春菊
・チンゲンサイ
・もやし
・パプリカ(ピーマン)
・キノコ類
<果物>
・ドライフルーツ
<たんぱく質>
・青魚
・豚肉
・牛肉
・ホタテ缶
離乳食後期におすすめのレシピ
舌を動かしてもぐもぐするのは上手になっていますから、歯茎でつぶせるくらいに、少し歯ごたえを感じる固さにしていきます。
スクランブルエッグサンド
・食パン(8枚切り) 2枚
・バター 小さじ1
・卵 1個弱
・牛乳 小さじ2
・カッテージチーズ 小さじ2
・サラダ油 少々
1.卵をよくときほぐしておきます。
2.卵に牛乳とカッテージチーズを加えてよく混ぜます。
3.フライパンにほんの少しの油を引いてスクランブルエッグを作ります。
4.バターを塗ったパンにスクランブルエッグを挟んで、食べやすい大きさに切ってください。
バターは室温においておくと塗りやすくなりますよ!
スイートポテト
・さつまいも 2~3cm
・生クリーム 小さじ1
・バター少々
1.さつまいもは皮をむいてからさっと水洗いをして柔らかく茹でます。
2.ゆでたさつまいもを熱いうちにつぶしてよく練ります。
3.さつまいもに生クリームとバターを混ぜます。
4.耐熱容器またはアルミカップなどに入れてオーブントースターで焼き色をつけます。
時間があるときにさつまいもペーストを作っておくと、これ以外にも、ポタージュやサラダに使えるので便利です。
納豆のお焼き
・ひきわり納豆 大さじ1
・小麦粉 大さじ2
・溶き卵 1/5個分
・水 大さじ1
・醤油 少々
・サラダ油 少々
1.ひきわり納豆は熱湯を回しかけます。
2.水気を切った納豆と小麦粉、卵、水を混ぜ合わせ、醤油を数滴たらしてさらに混ぜます。
3.フライパンにサラダ油を少々熱して、②を入れて両面を焼きます。
4.焼き上がったら食べやすい大きさに切ります。
ちらし寿司
・5倍粥 80~90g
・ベビー用ミカン果汁 小さじ2
・魚のほぐし身(白身や鮭など) 小さじ1
・卵 1/4個
・インゲンのみじん切り 小さじ1
1.すし酢の代わりにミカン果汁をお粥に混ぜます。
2.魚のほぐし身は乾煎りします。
3.卵は炒り卵にします。
4.インゲンは柔らかく茹でてからみじん切りにします。
5.お粥の上にすべての材料を彩り良くのせます。
インゲンが食べづらい時はほうれん草などでもいいでしょう。食べられるならトマトなどでもOK。彩りよく盛りつけましょう。
かぶとにんじんのチーズ風味
・かぶ 大さじ1
・にんじん 大さじ1
・だし汁 大さじ2
・水溶き片栗粉 少々
・粉チーズ 少々
1.かぶとにんじんは柔らかく茹でて1cm角に切ります。
2.だし汁で少し煮込んでから、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
3.仕上げに粉チーズをかけて出来上がり。
りんごのおろしあんかけ
・りんご(5mm角) 大さじ2
・大根おろし 大さじ1
・水溶き片栗粉 少々
1.りんごを電子レンジで1分加熱します。
2.次に大根おろしを電子レンジで1分加熱します。
3.大根おろしに水溶き片栗粉を加えてから30秒加熱して、りんごにかけます。
食欲のない時は便秘ぎみの時にもおすすめのメニューです。
魚のトマト煮
・魚のほぐし身 15~20g
・トマト(皮と種を除く) 大さじ2
・野菜スープ 1/2カップ
・玉ねぎのみじん切り 大さじ1
・じゃが芋の粗みじん切り 大さじ1
・バター少々
1.玉ねぎとじゃが芋はバターで炒めます。
2.魚のほぐし身を加えてさらに炒めます。
3.トマトと野菜スープを加えて水気がなくなるまで煮たら出来上がり。
トマトは加熱すると甘味が増すので、酸っぱさが苦手な赤ちゃんにもおすすめです。
離乳食完了期の食材
この頃になると、家族みんなで一緒にごはんを食べられる子も増えてきます。まだ自分では上手にスプーンやフォークを使うことは出来ませんが、手づかみで口に運ぶことはできるようになってきます。
あちこち汚してママは大変だと思いますが、自分で食事をするという大事な経験のひとつなので、一時的なものと割り切って、出来るだけ自由に、楽しく食べられるものを用意してあげましょう。
<主食になるもの>
・中華麺(ノンフライ)
・春雨
・蒸しパン
・ビーフン
<野菜>
・山芋
・タケノコ
・セロリ
・きくらげ
<果物>
・アボカド
<たんぱく質>
・たらこ
・干物
・貝類
・桜えび
・はんぺん
・卵豆腐
・ハム
<調味料>
・ケチャップ
・マヨネーズ
・カレー粉
・ごま油
離乳食完了期におすすめのレシピ
この頃になるとカミカミするのも上手になってきています。歯茎で噛める程度の固さにしてあげます。
そぼろにぎり
・鶏そぼろ 小さじ1
・醤油 少々
・みりん 少々
・軟飯 80~90g
1.鶏ひき肉を鍋に入れてだし汁、しょうゆ、みりんで炒り煮にしてそぼろにします。小さじ1分作るのは大変なので、まとめて作っておきましょう。
2.ごはんと混ぜておにぎりにします。
焼うどん
・茹でうどん 60g
・豚肉 15g
・好みの野菜 30g
・炒り卵 小さじ2
・サラダ油 少々
・野菜スープ 大さじ4
・醤油 少々
・水溶き片栗粉 少々
1.茹でうどんは3cmに切ります。
2.肉と野菜は食べやすいように細かく切ります。
3.フライパンにサラダ油少々を熱し、うどんと肉、野菜類を炒めます。
4.野菜スープを加えて少し煮込み、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
とろみがあることで食べやすいメニューです。
マグロの照り焼き
・マグロの刺身 1切れ
・みりん 小さじ1/2
・醤油 小さじ1/5
1.刺身を縦半分に切ってみりんと醤油をまぶして焼きます。
2.スティック状で食べづらければみじん切りにしてもOKです。
豆腐の落とし揚げ
・木綿豆腐 1/6丁
・グリーンピース 小さじ2
・にんじん 5mm
・片栗粉 大さじ1/2
・粉チーズ 少々
・揚げ油 少々
1.豆腐はキッチンペーパーで包んで重石をして水気を切ります。(またはレンジでチン)
2.豆腐をすりつぶします。
3.にんじんは柔らかく茹でて粗みじんにします。
4.グリーンピースも柔らかく茹で、皮は取り除きます。
5.すべての材料をよく混ぜ合わせ、粉チーズも加えます。
6.一口大にまとめて油で揚げます。
まとめ
長く感じた離乳食期も過ぎてみればあっという間だったのではないかと思います。
今あまり好きではない食材や食べたがらないメニューも、大きくなるうちにだんだんと食べるようになってきます。
小さいうちはあまり栄養面で神経質にならず、食べる楽しさや家族団らんの楽しさを教えてあげてください。