無事に出産を終え、自宅で始まった育児は、ドキドキの連続ですね。
自分の思う通りにいかないのも、育児ならでは。
オムツを変えて、おっぱいやミルクをあげるを繰り返すと、ママの自覚も少しずつ強くなっていくのではないでしょうか。
そんなママにとって、大きなイベントは、赤ちゃんを連れてのお出掛けです。
まだ寝ている時間の方が圧倒的に多い新生児は、外出する機会もそこまでありません。
ママも産後の大事な時ですから、なるべく家にいて静かに過ごすのが良い時ではあります。
そんな新生児の場合の外出で多いのは、検診、予防接種や、お宮参りなど。
場合によっては、具合が悪くて、病院を受診することもあります。
赤ちゃん連れでの初めての外出は、何もかも必要に思えて、持ち物が増えがち。
でも、一番大切な赤ちゃんを抱っこできないほどの荷物はNG。
産後のママの負担にならない重さの目安は、赤ちゃんぐらいと言われているのご存じですか?
自分のためにも、大荷物は避けたいですよね。
今回は新生児の赤ちゃんが必要とする持ち物をピックアップしました。
また大荷物にならないように、まとめ方のコツも紹介します。
目次
新生児の月齢別お出掛けのあれこれ
新生児が外出する時の注意点
新生児と呼ばれるのは、生後0カ月です。
おなかの中で羊水に守られていた赤ちゃんの体は、まだまだ外の世界に順応できません。
また体温調節も未熟なため、気温の変化にも対応できません。
外出をするときは、このことを頭に入れ、赤ちゃんの負担にならない範囲になるよう短時間で出掛けることが大切です。
生後1カ月になったら
この頃になると、お宮参りなどのお祝い事や、1カ月検診などがあるので、出掛けることも増えます。
赤ちゃんの体調が良く、天気が良い昼頃~14時ごろに、外気浴を始めましょう。
最初は窓を開けて、外の空気に触れさせます。
慣れてきたら、ベランダや外に出てみましょう。時間も最初は数分から始めます。
この時、太陽の光が直接当たらないように気をつけてあげましょう。
生後2カ月になったら
予防接種で、病院に行く機会が増えます。
この頃は赤ちゃんの欲求も増えてくるので、泣いている時間が増えてくる頃です。
ママも赤ちゃんのお世話で、ちょっと疲れも出てくる頃でもあります。
外気浴は気分転換になります。また軽いお散歩もオススメです。
紫外線外線対策、日よけ対策、水分補給を忘れずに。
お出掛けに必要な持ち物リスト
赤ちゃんに必要なもの、と思うとどうしても増えてしまう荷物。
ママが一人のときは、なるべく荷物をコンパクトにして、ママ自身の負担を減らすことも忘れずに。
パパや家族が一緒のときは荷物を代わりにもってもらうなど、体調に配慮してもらえるようお願いしましょう。
また出掛けるときは、母子手帳、保険証は常に持ち歩きましょう。
出掛ける前に授乳をすませ、赤ちゃんが落ち着いてからのお出掛けをすると、赤ちゃんもご機嫌よくいてくれますよ。
病院や検診の時
赤ちゃんを裸にするなど、ママが何かと動くことが多いのが検診や診察。
荷物を置くスペースを用意してくれる場所もありますが、ほとんどはママが荷物を抱えたまま、赤ちゃんの用意をします。
そのため、持ち物はコンパクトに、かつ取り出しやすく用意しましょう。
#おむつ(1~2枚は取り出しやすい場所に)&おしりふき
#時期に応じた厚さのカバーオールを着せておきます(検診時はバスタオルの代用になり、脱ぎ着せも楽ちん)
#季節に応じた着替え一組
#ミルクを飲む子は必要なミルクセット
#小さな手提げ袋(脱いだ洋服は一時的にここへ入れておくと、忙しい検診も手元がスッキリ)
#授乳ケープなど
買い物などのお出掛けのとき
近所のスーパーなど、ちょっとした買い物に行くときは身軽で大丈夫です。
必要最低限のものを持って行きましょう。
#オムツセット
#着替え用の洋服を一組
少し離れた場所、もしくは時間が掛かる買い物に行くときは
赤ちゃんは抵抗力が弱いので、人混みや混む時間はなるべく避けて、時間をかけ過ぎないように出掛けましょう。
可能であれば、ベビーカーを使い、赤ちゃんが外の刺激で疲れないようにカバーなどを使用するといいですね。
ただしベビーカーも長時間乗せっぱなしにならないよう、途中で抱っこをするなど、配慮をしましょう。
#オムツセット
#脱ぎ着せしやすい服(お店の中は暖房や冷房が効いているので、室温に合わせて調節を)
#ミルクセット
#季節に応じた着替え一組
季節に応じた持ち物
夏
#外は暑いので、必ず日よけを使用します。
#日焼け止めは必ずベビー用のものを使用しましょう。
#水分補給はこまめに出来るよう、すぐ取り出せる場所に用意します。
#スーパーなどの室内は冷房が強く効いている場所もあるので、薄手のタオルや上着で、冷気が直接体に掛からない工夫もしましょう。
冬
#子どもは体温が高く汗をかきやすいので、室温に応じて洋服を調整してあげましょう。
#着替えに下着を多めに持つと、汗をかいても安心です。汗をかいたまま外気に触れると、風邪の原因になるので注意が必要です。
#冬場も脱水になることがあるので、水分補給をこまめに摂りましょう。
ミルク育児の持ち物
母乳育児に比べて、何かと荷物がかさばるのがミルク育児です。
なるべく持ち物を減らせるように、コンパクトに用意しましょう。
ミルクは小分けにして
小分けのミルクも売っていますが、お出かけ回数が少ないときは、自分で小分け袋に1回分のミルクを入れればOK。
小分け袋は百均などの食品用のものを使用してください。
哺乳瓶に直接、1回分の粉ミルクを入れておくのもOK。
調乳用のお湯はどうする?アイデアあれこれ
#保温用ができるマグなどに熱湯を入れて持ち歩きます。湯冷ましは哺乳瓶に入れておくと、熱湯を注いでちょうどよい温度にしやすいです。
#大型スーパーの場合は調乳用のお湯が用意されていますので、それを利用するなら、湯冷ましだけ用意しましょう。
#自分でお湯を持っていく場合は、哺乳瓶に直接熱湯を入れて、保温用のカバーをすると2~3時間でちょうどよい温度になります。(調乳時に温度を確認してからあげましょう)
飲み終わったら一工夫
残ったミルクは、不衛生になる元です。サッとゆすぐだけでもいいので、水洗いを忘れずに。
家に戻ったら、すぐに洗浄をしてください。
赤ちゃんのペースに合ったお出掛けをしましょう
赤ちゃんを連れてのお出掛けは、小さな体の赤ちゃんにとって大きな負担です。
授乳時間や寝る時間を考慮して、無理のないスケジュールを組みましょう。
最近は授乳スペースの設置や調乳用の場所も増えていますから、事前に確認をしておくと、もっと安心して出掛けられますね。
お出掛けは、育児で息が詰まりやすいママにとっては気分転換にもなりますから、短時間でも楽しむ気持ちを忘れないでください。