食物アレルギーが引き起こされる食品には、私達になじみ深い料理のそばも含まれています。
このアレルギーは大人でもなることもありますが、まだ、抗体や身体の器官が未熟な子供達はことさら発症しやすいのです。
そこで今回は、そばをいったい何歳から食べ始めればいいのか?また、そばアレルギーにはどんな症状が見られるのか?など、そばに関するいろいろな疑問をまとめました。
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目次
そばアレルギーとは
このアレルギーはそばに含まれるそば粉を摂取することで引き起こされるものです。
また、そばの使われている麺だけでなく、そばのゆで汁やそばつゆ、そば茶、そば枕などでも症状が見られることがあるようです。
食物アレルギーには他にも卵や小麦など様々な食品があります。
その中でも、そばのアレルギーはアレルギー反応が非常に高く、症状を発症すると場合によっては重篤化することもあるので、特に気をつけなければいけないアレルギーの一つなのです。
症状が出た場合に見られる兆候としては、喉のかゆみ、咳、ぜんそく、嘔吐、下痢、口周辺の湿疹、呼吸困難などがあります。
特にアナフィラキシーショックと呼ばれる拒絶反応を起こした時は最も危険です。
最悪のケースでは死に至ることもあるのです。
子供には何歳からそばを食べさせる?
上記のような面がありますから、そばを最初に食べさせる場合は慎重になった方がよいと言えます。
では一体何歳からそばを食べていいのかというと、例えば乳児に食べさせる時期については、離乳食後期(生後10~11か月)ぐらいからにするべきであるとされています。
ちなみに人によっては2~3歳の幼児になるまで待ってから与えるという親御さんもいらっしゃるようです。
このようにそばを食べさせる年齢については離乳食後期から、幼児期までと様々ですが、年齢面だけでなくそばの食べさせ方も気をつけておきたいものです。
まずそばを最初に食べさせる時は、たくさんでなく少量だけあげるようにしましょう。
一本のそばを小さく切って食べさせて、その後アレルギー反応がないか様子をみてもいいでしょう(通常アレルギーは数分~数時間以内に症状が出ます)。
また、初めて食べさせる時は、万が一、そばアレルギーを引き起こした際、すぐに病院に行ける日中にしましょう。
さらに子供は消化器官が未熟なので、必ず柔らかくゆでたそばを食べさせましょう。
他にも少量のそば湯を飲ませるなどの方法もあるようです。
上記のような方法でそばアレルギーの症状が見られなければ、そばを食べても大丈夫ということなので、少しずつ食べるそばの量を増やしていくとよいでしょう。
それでもそばを食べさせるのが怖いという親御さんは、小児科などに行ってそばアレルギーがあるかパッチテスト(皮膚でアレルギー反応を見る)をしてもらうこともできます。
子供がそばを食べたがる時には
年越しなどのイベントではそばを食べますが、家族みんながそばを食べているのに、自分だけ違うお料理だったりすると、泣いてしまう子供もいるようです。
そんな時には思い切って年越しうどんにしてみてはいかがでしょうか。
そばと同じくうどんも細く長いものですから、同じく縁起の良い物です。
地域によっては年越しそばでなく、年越しうどんを食べる所もあるぐらいです。
これなら子供も家族と同じ年越しの食事ができるので、楽しく過ごすことができるでしょう。
4つの体験談
ドキドキしながら子どもに初めてそばを食べさせた時の体験談
離乳食が始まってから、何歳でそばを食べさせればいいのか、とても迷いました。
ママ友にも相談してみたら、一歳半にそばを食べさせたケースが多いことを知りました。
そこで、1歳半を過ぎた頃にそばをゆでて食べさせました。
初めて食べさせたので、とてもドキドキしました。
ネギや天ぷらなどは添えないで、温めたそばだけをあげました。
嫌がるのではないかと心配しましたが、喜んでそばを食べ始めたのでほっとしたことを今でも覚えています。
短く切ったそばでしたが、自分でフォークですくって食べました。黙々と食べ続けていたので、とても気に入ったようです。
その後も、定期的にそばをゆでて食卓に出しました。
ネギを薄く刻んだり、小さく切った野菜の天ぷらを添えたりして、子どもが飽きないように工夫しました。
年越しそばがそば初体験
息子が2歳になった年の大晦日に初めておそばを食べさせました。
そばは、3歳を過ぎてからと何となくの知識はありましたが、子供が欲しがったのと一緒に年越しをしていた友達の子供が食べていたのでついあげてしまいました。
自分や周りにそばアレルギーがいなかったためあまり気にせず一口目は食べさせてしまいましたが、やはり不安になって少しだけ食べさせて様子は見ながらにはしました。
30分たっても特に変化もなく元気だったのでその後は普通に食べさせました。
子供は初めてのうどんじゃない麺類に初めは戸惑ってましたが、美味しかったらしくとても喜んで食べていました。
本当のところ何歳から食べていいのかではなく、アレルギー検査をしてからの方が安心して食べさせられたんだろうなとは思います。
花粉症持ちのそばデビュー
我が家の息子は、私自身がアトピー性皮膚炎、夫が小児ぜんそくとアレルギー体質であったこと、9か月違いの甥っ子がひどい食物アレルギーもあったりで、いわゆるアレルギーが起きやすい食品については慎重に摂らせました。
ただ、そばは、私も夫も大好きで、行きつけの店もあったため、何歳になったらデビューさせようか悩んでいました。
雑誌などでいろいろ情報は集め、いわゆる離乳食が完了し、いろいろな食品をとれるようになった1歳半が過ぎた頃、タイミングよく行きつけのそば屋さんに行くことになり、老舗の店なのでうどんでもゆでる釜はそばと一緒であることは知っていたので、まずは日ごろ食べていたうどんを食べさせて同時に反応を見ることにしました。
食事後しばらく反応を見ましたが、まったく症状が出なかったため、それ以降は食べさせてみたりもしましたが、彼自身はそばよりうどんが好きだそうです。
2歳でそばデビュー!!年越しそばで
乳幼児は、小麦やチーズ、生魚や生卵など食べ始める時期を気を付けないといけない食べ物があります。
今は、学校の給食や子ども会活動、遠足のおやつ、お友達との交流でもアレルギーは事前の確認がされています。
初めてママは、これらの食品を何歳から食べても大丈夫か、慎重になることと思います。
アレルギーは遺伝しやすいので、親にアレルギーがある場合は、2歳から3歳にかけてからが良さそうです。
我が家は、アレルギー体質の人はいませんでしたが、やはりそばデビューは迷いました。
でも、2歳過ぎての年越しそばでいよいよデビューしました。
お汁から少しずつ口に入れてあげたところ、まず出汁が気に入ったのかスプーンを自ら手に取り、汁を何回も口に運んでいました。
汁をすするよりはスプーンをなめている感じです。
麺も口に入れてあげましたが、なかなかうまく口に入っていかず、麺よりは出汁を一生懸命すすっていたことを思い出します。
まとめ
いかがでしたか?そばはアレルギーを引き起こす食品の中でもとりわけ気をつけなければならない面があるようです。
そばについては時おり食べさせるようにして、子供が他の麺類(うどん)などが好きなようであれば、しばらくはそちらを中心に食べさせていってもよいかもしれません。
焦らずにそばには馴れさせてあげるのが良いでしょう。
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