みなさんは、ヤモリって見たことがありますか?
田舎の家などでは、家の付近の壁や窓ガラスに貼りついていることがありますね。
突然現れるとぎょっとしますが、よく見ると可愛くて、ほほえましい気持ちになりますよね。
今回はそんなヤモリについてです。
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ヤモリの出る家は縁起がいい?
ヤモリは、「縁起がいい」と言われることがあります。
特に、白いヤモリは幸運をもたらす生き物として昔から伝えられてきました。
ヤモリのいる家は栄え、金運に恵まれるといいますが、白いヤモリは特に、見た者に大きな幸せをもたらしてくれるそうです。
白いヤモリは「アルビノ」である可能性も高いですが、白いところに貼りついて身体の色を変化させたものである場合もあります。
ちなみに「アルビノ」とは、色素が欠乏した突然変異の種で、野生で生き残るのは難しいとされている希少な種です。
白い生き物はその神々しさから、神の使いであると言われたり、神聖なものとして大切にされてきました。
ヤモリはその中でも特に、害虫を食べたりして家を実際に守ってくれるので、「縁起がいい」と伝えられてきたのでしょう。
女性が見ると子宝に恵まれたり、夢に白いヤモリが現れると妊娠するとも言われています。
ヤモリは「家守」とも書くように、繁栄に関する恵みをもたらすのです。
ヤモリをモチーフにしたアクセサリーやグッズを身につけるのもよさそうですね。
ヤモリが金運を上げてくれると言われる所以には説があり、「その昔、夜に明かりをつけられるのは裕福な家だけだった。裕福な家の光には虫が集まり、その虫を食べにヤモリがやってくる。つまり、お金持ちの家にはヤモリがいる」というものが伝えられています。
昔からの伝説は、迷信ばかりではないのですね。
実際、ヤモリがいる売り場で宝くじの高額当選がかなったという話もあるようです。
不思議な話が現実にあるので、ヤモリの縁起の良さは現代でも信じられているのですね。
他にも、ヤモリが複数夢に出ると人との絆が深まるといった話もあります。
いずれにせよヤモリは幸運の象徴であり、出会った人を幸せにしてくれるのです。
家の付近で見つけたら、いたずらに駆除せず、そのまま住まわせておいてあげたほうが、幸福につながるかもしれません。
ヤモリとイモリの違い
ヤモリとイモリって、見た目が似ていますよね。
漢字で書くとどうでしょうか。
ヤモリは「家守」、イモリは「井守」ですね。ヤモリは家を守り、イモリは井戸を守ると言われているのです。
両者は、姿こそ似ているものの、ヤモリは爬虫類でイモリは両生類という大きな違いがあります。
イモリは水の近くで住んでおり、フグなどと同じテトロドキシンという毒を持っています。
むやみに触ったりしないようにしましょう。外見上、イモリはまぶたがあり、前足の指は四本です。
うろこはありません。一方、ヤモリはうろこを持ち、まぶたはなく、前足の指は五本です。
小さいところに違いがあるので、よく見て見分けましょう。
また、トカゲも似ていますが、トカゲはうろことまぶたの両方を持っています。
よく似た三種類の生き物ですが、特徴を覚えておくと判断しやすいですよ。
ヤモリの特徴
他にも、気になるヤモリの特徴を紹介しますよ。
ヤモリのいちばん大きな特徴は、あの可愛い手が吸盤になっていて、ガラスなどに張りつくことができること。
そして、「ニホンヤモリ」は「日本」とつくものの、ユーラシア大陸からの外来種とされています。
体長は10センチ~14センチと手乗りサイズで、灰色や褐色であることが多いです。
逃げるときに自分で尻尾を切断することもあります。
寿命は十年くらいで、ペットとして飼われることもあるようです。
食べ物は肉食で、コバエや蛾、ゴキブリの幼虫などを食べています。
生きた状態でないと食べないので、飼うのは難しいかもしれませんね。
ヤモリは害があるの?
大きな手に愛嬌があり、見かけると縁起もいいとされるヤモリですが、害がないのかも気になりますよね。
野生の生き物や爬虫類はときとして、人間には有害な毒を持っていることもありますよね。
しかし、ヤモリは警戒心が強いので、自分から人間を噛んだり襲ったりすることはないですし、毒もありません。
赤など色が毒々しいものは注意が必要ですが、日本に普通にいるヤモリは毒を持っていません。
むしろ、コバエやゴキブリの幼虫などを食べてくれて、家を守ってくれていると言われています。
鳴き声がちょっと不気味だったり、突然降ってきて驚かされたりしますが、実害はないので、家の中で見かけたらそっと逃がしてあげるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしょう。ヤモリを好きになりましたか?
ヤモリは爬虫類の中でも可愛く、縁起もいいので愛されていますね。
・白いヤモリは、金運アップや子宝など家に繁栄をもたらすとされる
・ヤモリはコバエやゴキブリなどの害虫を食べてくれる
・ヤモリは両生類、イモリは両生類
・ヤモリに毒はなく、攻撃もほとんどしてこない
人間とは共生できるでしょう。見かけたら大切にしてあげてくださいね。
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